ぽりあねすぶろぐ

ポリアネスと夜ごパン(仮)

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東京に来たので有名サウナに泊まってみた・前編:恵比寿「℃(ドシー)」

およそ1年ぶりに東京へ来た。

メインの目的はJAGMOによる、ゲーム「UNDERTALE」のオーケストラコンサートだが、都合のいいことにたくさんのイベントが重なり、充実した時間を過ごすことができた。


1日目はWebライターであるおおきち氏主催、今やおもしろ系Webサイトの代表格であるオモコロ共催のトークイベント、「おおきちナイト」にお邪魔した。


原宿氏、マンスーン氏、永田氏ほかオモコロレギュラーメンバー、そしてデイリーポータルZの斎藤充博氏が集結し、いつものWeb記事に負けず劣らずの尖ったトーク内容で会場は終始爆笑の渦。僕はなんと最後の抽選に当選し、セブ山氏とおおきち氏にサイン色紙をいただいた。これからますますネットの世界にのめり込んでいくきっかけとなりそうなイベントだった。


UNDERTALEやオモコロの話はまた後日にするとして、今回の本題。恵比寿のサウナ施設兼カプセルホテル「℃(ドシー)」に泊まった感想である。


https://do-c.jp/

↑こちらが公式サイト。「サウナといえばオッサンが仕事帰りによるもの」という固定観念(半分は正しいけど)をぶち壊すような、スタイリッシュでモダンなサウナ施設らしい。HPもおしゃれ〜!


ここは2017年の12月にオープンしたばかりの施設(今春、五反田に2号店ができるらしい)で、ある独特な形式からサウナーの間で話題になっていた。


その形式とは、「ウォームピラー」という水風呂に代わるクールダウンである。公式サイトによれば頭上から降り注ぐ「体にまとわりつくように水流を制御した水の柱」によって火照った身体を冷やすらしい。なんかカッコイイ。

カッコ悪くてもいいなら、「打たせ湯の水バージョン」であると解釈すれば分かりやすいだろう。カッコ悪いから僕は使わないけど。


また、通常の水風呂は店側が設定した温度でしか入れないのに対し、この施設のウォームピラーは好みにやって水温が選べるのも特徴だ。30℃、25℃、20℃、15℃、季節によって変わる常温の5種類。


さらに、サウナも本格的なフィンランドサウナにこだわっているらしく、熱したサウナストーンにアロマ水をかけて体感温度を上げる「ロウリュ」がセルフで行えるという。東京ではけっこうあるらしいが、北海道などの地方ではあまり見られるものではない。


いちサウナーとしてこれは体験しなくてはならぬ!宿泊場所も決まっていなかったのでそこに泊まることに。サイトには一泊4,900円〜とあるが、ネットで予約したら3900円で泊まれた。

ちなみに、サウナは時間加算制で、1時間1,000円〜、さらにsauna &sleepを謳っているように「仮眠」というサービスもあるのが独特だ。(1時間1,500円〜)


というわけで行ってきた。


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恵比寿駅から徒歩1分。だが、Googleマップがなぜか言うことを聞いてくれず、10分ほどさまよってようやく見つけた。これから向かうのは最先端のサウナだというのに、田舎もん丸出しだ。


さて、田舎もんらしく元気に「予約してたたでゑだべさ!(誤用)」とチェックイン。寝室フロアロッカーの鍵をもらう。正統派なカプセルホテルは初めてだけど、設備的にはまあまあではないだろうか。施設の壁は木をベースにしていて清潔感がある。


しかし、サウナ利用時のシステムがなんとも複雑だった。脱衣所のロッカーに鍵がかかっていて使えないのである。これは宿泊者は全部の荷物を別階のロッカーに入れてから来なくてはダメなのか…?と思い、そうしたのだが、後から考えるとサウナに行く前には寝室フロアロッカーとは別に、サウナ用のロッカーの鍵を受け取らなくてはならなかったらしい。


シャワーで身体を流し、いざサウナへ。


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(画像は公式サイトより)


まず目に入ったのは中心に陣取る大量のサウナストーン。ストーン系のサウナは多く見てきたがこれほどの量を、しかも中心に配置するというのは初めてみた。手前にはロウリュ用のミント水。サウナ全体に漂う爽やかな香りはこのせいか。


温度は95℃と高めだが、湿度のおかげで体感はそれより高い。入って2分もしたら汗が止まらなくなる。サウナマットは小さめのを自分で使う分持ってくるスタイルなので、2枚持ってきて足元にも敷いたほうが足裏が熱くない。


そして肝心のウォームピラー。これが新感覚でなかなかに良かった。


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(画像は公式サイトより)


通常、水風呂では身体全体がくまなく冷やされるわけだが、ウォームピラーで水がかかるのは主に首筋から腰回りにかけてである。それでは物足りないと思われるかもしれないが、ずっと水を浴びていると冷やされた血液が循環して身体中を巡って行く感じ。さらに体表が冷やされるところと冷やされないところの差が出ることで、今までにない「ととのい」を味わうことができるのである。好みは分かれるかもしれないが、この正統派本格サウナと特殊クールダウンの組み合わせ、実に悪くない。


なんだか孤独のグルメみたいになってきたので、ウォームピラーから離脱。休憩場所を探すが……


休憩場所がない。

さらに、水を飲めるところもない。


……乾けと???

サウナの壁にはサウナ⇨クールダウン⇨休憩(こまめに水分補給を!)って書いてあるのに、肝心の休憩場所や水飲み場がないのだ。

仕方ないのでウォームピラーにそのまま座る。空いてたからいいけど、混んでたらこんなことできないのでは?みんな立ったまま休憩するんだろうか。僕が知らないだけでそれが恵比寿のスタンダード……?これが最先端なんだべか……?おでみてぇないながもんにはわがらねぇだよ……。


水飲み場も当然のごとくあると思っていたので、飲み物は持参していない。仕方がないのでシャワーの水で少しだけ給水。うんうん、東京の水道水、案外悪くないじゃぁないか。


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でもこれ飲み物持ってきた場合にもわざわざ脱衣所に行って、ロッカーから取り出して飲んで、またしまってサウナへいくんだろうか?めんどくさくない?サウナの内側だけでなくて、外側にももう少し気を配って欲しいなぁというのが正直な感想。


(もし休憩場所や水飲み場が実はあるんだよって知っている人がいたら教えてくださいね)


まあともあれサウナ自体は素晴らしく、5〜6分×3往復。他のお客さんがほとんどいなかったため集中できた。みんなけっこうプライベートシャワーだけで済ましているようだった。


カプセル施設もなかなか悪くない。その晩はぐっすり眠れて翌日の調子も非常に良かった。常温のウォームピラーを浴び忘れたのが心残りだ。


というわけで、ドシー恵比寿は

「サウナは本格派だったけど、設備をもうちょい整えてほしい」

という感じでまとめとする。中級〜上級サウナーは間違いなく行くべき施設だ。


こうして、また新たなサウナを知ったたでゑは、ゲームセンターCX博物館へ行くために渋谷へと向かうのであった……。


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なお、このブログの感想はあくまで個人のものですので、SAUNA TIMEさんのページも置いておきます。このサイト本当に良い。

https://saunatime.jp/saunas/93/?page=1&query=恵比寿


☆おまけ

サウナに入る松重豊さん。カッコいいですね。


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次回は超大人気施設、錦糸町ニューウィング  について書くよ!